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『真夜中のみいさんはあさん』とか [漫画]

桜は咲いたけど、夜はまだ冷える今日この頃皆さん如何お過ごしでしょうか。
目黒川沿いを見て来ましたが、今空いてるので丁度良かったかも。
花を見ないで良い方には関係無いかもですが……


『新しき土』もしくは『侍の娘』という映画を鑑賞。昭和12年作。日独合作。
許嫁にフられた原節子さんが着物で登山するお話。

目玉は原節子さん一点と言っても過言で無い作品。遺された編集がどうにも雑。
ある程度日本の地理を知ってると、パニックに陥りそうな展開。
原節子さんは家に厳島神社が有って、浅間山の化身の様なキャラ。
ツッコミ所が多くて、着物で平然と山頂に着く原さんと、それを追いかけて
怪我しまくる小杉勇さんの対比にツッコミを入れるのは野暮かもしれない。

出てくる国旗はドイツと日本のみ。あぁ、そういう映画かと分かり易い。
終盤突然満州に話が飛んでしまう辺りも、時代だなぁと。
解説によると、円谷英二さんが撮影に関わっていたそうで、車の走行シーンに
スクリーンプロセスを使用したり、富士山や壊れる家のミニチュア等も恐らく
円谷さんの作と思われます。思いもよらず円谷特撮が見られて得しちゃった。
音楽は山田耕筰さんというからビックリ。映画音楽なんて珍しい筈。


その他『アマゾン無宿 世紀の大魔王』『ヒマラヤ無宿 心臓破りの野郎ども』
なんてトンデモ映画を見たりしてました。こういう勢いだけの映画も楽しい。
感想なんて何も無いです。この世界観は『快傑ズバット』が近い。


ここのところ須藤真澄さんのコミックを集中して読んでます。
お気に入りは、短編集の萌葱に収録されている『真夜中のみいさんはあさん』!
「母ちゃあん 東京の夏は地獄だよう」「母ちゃあん 今日も暑くなりそうだよう」
昭和なキャラの香りがして、何故かとても和むキャラ。
突出してSF系展開なのも好きなトコ。冬バージョンの話もすぐ作れそう。
ゆず系をこれからゆっくり読んで行こうかと。

2016.3.23.jpg

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