SSブログ

『穴』とか [映画]

ダブルの台風一過の今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょうか。
忘れ形見の様な強風が、家の中の換気を一気に片付けてくれて
秋本番を実感させてくれた感。涼しいのは有り難い。

我が家では、この台風合わせでよしずを撤去し、窓からの眺めが復活。
家の中から夕焼けを楽しめるシーズンが帰ってきて嬉しいです。
先週の皆既月食、なんで赤黒く見えるのかな〜と思って調べたけど
理屈ばかりで、基礎が分かってないからピンと来ないですわ。
どうも、朝焼けや夕焼けが赤く見えるのと同じ理由の様ですけども。


『穴』という映画を鑑賞。 昭和32年作。 市川崑監督作。
雑誌の企画で一ヶ月失踪する主人公に降り掛かる災難のお話。
石原慎太郎前の前の都知事が、お歌を披露してるのも見所。
音程が低すぎて、やや割れちゃってますけども。
カメラマンの早田雄二さんまで出演していてビックリ。
写真の裏面にハヤタスタジオのスタンプ付きで、思いっきり宣伝。(笑)

キャストさんの、他の作品ではあまり見ない力の抜けた演技が楽しめて
ソコがとても魅力的。ムードが全然重く無い、私の好きなタイプ。
台詞もテンポも高速なので、付いて行くの大変。
途中で状況を整理する台詞が入るのが、むしろ有り難かった。
芥川也寸志さんが軽快な曲を書かれているのは希少かも。

京マチ子さんの七変化、一部の悪ノリしたメイクが何とも。
個人的には、浜村淳さんの珍しい役処とニヤニヤが美味しかったです。
もうちょっと北林谷栄さんの活躍が見たかった。守銭奴キャラ絶品。

DVDに収録されている予告編を見てから本編を観ると
楽しさが倍増すると思います。少なくとも私はそうでした。
キャストテロップに一カ所だけ、その後定番になる折り曲げ表記が!
見ていて「おっ!」と声出ちゃった。
エンディングの窓に、京マチ子さんと菅原謙次さんが映り込んでいて笑った。
何度見ても、九里子亭は くりこてい って読んじゃう。
アガサクリスティからの、くりすてい と読むと知った時は驚きました。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

OLERA『スクラップ集団』とか ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。