戦国野郎

いやはや、さみ〜ですね。　懐も心も寒い。
寒い時に出るあのツブツブ、私が子供の頃は「寒イボ」って言ってましたが
鳥肌って言う方がメジャーなんでしょうか？
まぁ、暑いよりは寒い方がまだマシではありますが。

『戦国野郎』という映画を鑑賞。昭和３８年作。
ほんのちょっと、画質をチェックしようと思って観始めたら
途中で止められなくなって、最後まで観ちゃった。やっぱり面白い。
岡本喜八監督作の中でも好きな映画。初めて観たのは
浅草東宝のオールナイトでした。当時寝ぼけまなこで観ていたので
ちょっと記憶と違う部分が。中丸忠雄さんが炎の中で
「おちきったん…」って言っていた記憶が有ったんだけど
そんなシーン皆無。ちょっと悲しかった。

内容は喜八版『隠し砦の三悪人　ざ　らすと　ぷりんせす』といった趣。
こちらは、ヒロイン二人。金が種子島に。一部の殺陣がトロいのが惜しい。
欲を言えば、カラーで撮って欲しかったなぁ。水野久美さんの衣装が気になって。
他の映画で美味しいキノコ食べた頃だからか、こちらでも妖艶だわ。
精鋭と呼ばれて登場する沢村いき雄さんが素敵。
馬もシネスコを埋める様に大量に現れるし、見所いっぱい映画。

澄ちゃん、和服着て何してんの？
若大将とマネージャーが澄ちゃん取り合ってるのに
青大将が登場しないのが勿体無い。『若大将』シリーズを知ってると
また別の見方が出来てしまいますわ。
時々、星さん顔怖い。かけ声にドスも効いてるし。今程ガラガラ声じゃないけど。