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『貸間あり』とか [映画]

いよいよ春本番と感じる今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょうか。
先日卒業式ラッシュと思ったら、もう桜が咲き始めてしまった。
私も、目の痒みは無くなったので花粉のシーズンも終了でしょう。
水が攻撃的で無くなったので、無洗米シーズンオフ。 助かる。


先日まで自転車から発するキーキーと高い異音に困っておりまして
ブレーキ関連もサドルもチェーンもネジの増し締めもして一向に消えず。
ところが、シートクランプ(サドルの高さを調節するトコ)のネジにグリスを
多めに塗ったら、嘘みたいに消えちゃった。
どうやら「あんた重いよ〜」ってメッセージだったらしい。 失礼しちゃうわ。
ただ、原因が分かったのでその後は快適にサイクリングしてる。 今とても良いシーズン。


『貸間あり』という映画を鑑賞。 昭和34年作。
大阪のボロ長屋風アパートに暮らす濃いぃ面々のお話。
井伏鱒二原作で川島雄三監督作。

台詞が速い、多い、聞き取れないの三拍子揃ってる。
テンポが速くて、キャラが多くて、下ネタ充実。
それでも明るいムードで面白いんだから凄いなぁ。
目的の為には手段を選ばない、図太い人間大集合。
注目点の一つが、益田喜頓さんメインで抱いてるおとなしい猫様。
終盤の納豆の様な佃煮、アレはドコを使った設定なんだろう。
終盤にキャラの裏面が明かされる展開が結構爽快。
小沢昭一さん演じる浪人生の金回りの良さは超ムカつく事請け合い。

部屋同士の壁が薄くて、隣の様子の筒抜けっぷりを見ていると
最近問題になったレオパレスの壁のモデルを見ている様。
昔はみんな、こんなだったんだろなぁ。 こんなん落ち着かない。

エンディングで虹色を表現するのが不可能なので、白黒にしたとか?
相当ライティングと角度を工夫しないと、金色になると思うけど。
美輪明宏さんの手首を切れば虹が出たかもしれない。
それにつけても、凄い量と角度に驚かされる。 まるで噴水。


『8 1/2』という映画を鑑賞。 昭和38年作。 外画。
映画監督が仕事も女性関係も上手く行かず、足掻くお話……かな?
タイトルを はっか にぶんのいち と読むのを知ったのは少し前。

『道』と同じくフェリーニ監督作で著名なので、いつか観たいと思ってて
いざ観たら、何じゃこりゃ。 ただのおじさんの妄想話だ。
浮気の事しか頭に無くて、すぐ悩んだフリする主人公にイライラ。
あんたを助ける妖精なんていないよ!!w

映像的なトコでは目を見張る物が多数。 コレを楽しむのが正しい見方かも。
無駄に巨大な宇宙船発射台セットと、鼓笛隊の行進。
オマージュ多数有るけど、私は『宇宙刑事』が真っ先に思いついた。
被写体そのものではなく、反射した被写体を撮影してたり面倒な事してるわ。
大量の台詞も字幕は一部省略されてる上、全て読むのは至難の技なので
ガヤの台詞はあまり重要では無いんでしょうね。


はてさて4月スタートの連続テレビ小説『なつぞら』どんな出来になるか楽しみ。

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