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『ホラ吹き太閤記』とか [映画]

香しい銀杏の香りに秋を感じる今日この頃皆さん如何お過ごしでしょうか。
夜に自転車に乗ってると、もう寒気すら感じてしまう。
体が慣れるまで、もうちょっと猶予が欲しいですねぇ。


きのこの山とたけのこの里、どちらが好きかの好みの差は
パンピザとクリスピーピザの好みの差に近い物を感じる。
私は、カリカリしてるのはあまり好まないのでパンピザが好き。
クリスピーピザは、ボリューム感が足りないの。
当然たけのこの里の方が好みです。


先日の、初音ミクと結婚した方の話について気になった事が有りまして。
初音ミクは、単に二次元のキャラと認識している方が多い様で驚きました。
私は、この世に居ない存在と認識していて、すでに亡くなった方や
これから産まれてくる方に近い感覚なんですが。
原節子は俺の嫁とか、三船敏郎は俺の嫁とか
映画を観ていたら、そんな感情が起きるのが普通だと思うので
別段違和感を感じなかったんですよねぇ。
歴史ファンなら、肖像画の人と結婚したいっていう方も居ますでしょう。
変に決めつけちゃうのは、つまらないし勿体無いと思う。
そんな訳で、ケイトポップルは……以下省略w。


『ホラ吹き太閤記』という映画を鑑賞。 昭和39年作。
豊臣秀吉の出世ぶりを再現したお話。 古沢憲吾監督作。

クレージー物の時代劇をあまり見ていないと気づいて観ましたが
古澤憲吾監督が空撮にハマったのはコレがキッカケなのかしらん?
時代劇でやっちゃう辺りが古澤監督の良い意味でクレージーなトコ。
『大冒険』等でも、意味無く空撮が入ると笑っちゃうと同時に
THE高度経済成長の高揚感を自然に感じられる素敵な演出。
エキストラの人と馬で物凄い画が撮れているのが一番の見処。
邦画でもまだ無理が出来た時代と分かる力作でした。
現在の補修をされる前の姫路城がバッチリと確認できる。
藤田まことさんがカメオ出演しているのは何事かと思った。


『花のお江戸の無責任』という映画を鑑賞。 昭和39年作。
親の仇を探す侍のお話。 山本嘉次郎監督作。

『三大怪獣 地球最大の決戦』と同時上映。
『ホラ吹き太閤記』の二ヶ月後の公開。 当時の映画興行のパワー凄い。
ただ、粗製乱造を絵に描いた様な内容。 歌の挿入が正直イマイチ。
ボウリングのギャグが、とにかく酷い。
有島一郎さんのキレっキレのキチ◯イ演技も浮いていて勿体無い。
花魁衣装が素晴らしいので、本当に惜しい映画。

エンディングの 終 の文字、ドット絵のご先祖の様で驚かされます。
団令子さん、楳図かずおさんの漫画から飛び出した様な容貌だなぁと
見ていて惚れ惚れしてしまいましたとさ。


『聲の形』劇場版を鑑賞。 平成28年作。
聾唖の女の子の周辺に起こる出来事のお話。

原作を読んでからの視聴が吉。 展開が速すぎて、西宮さん挙動不審。
ヤなキャラばかり活躍するので、そういう作品が好きな人なら選り取り見取り。
口が悪い人を毛嫌いしていたので、私は石田、植野タイプは距離を置いてた。
永束タイプ、いい人なんだけど距離感がつらい。
乗ってる自転車のBirdyを貸せないのは分かる。 アレ新品は20万位するの。
川井タイプの評判悪いけど、そんなに悪い性格かなぁ?
とりあえず、その場を取り繕うべく動く思考回路、私も有る。
そして、佐原タイプが当たり前で同調圧力が少しでも減ってほしい。
私が小学校の頃よく聞いた「みんなで」が少しでも減りますように。
過度の団体行動は、やっぱり宜しく無いと思うんです。 強制参加反対。
途中から担任が姿を消すトコは尺の問題からも良い判断だったと思う。

一部のBGMに違和感が有った。 狙ったのかもしれないけど
限りなくノイズに近いので、単体ではちょっと楽しめない。
花火がよく表現出来てますね。 もうCGの違和感をほぼ感じない。

西宮母のバシっ!! が控えめにアレンジされていたのがイマイチ。
お誘いメールにバタ足しちゃうトコ、アニメの強みが活かされてましたね。
以前勤めていた会社に聾唖の人が居て、交流していた経験から思うに
あの舌足らずな喋りは、方言と捉えると平和的に交流出来ると思います。

今回地上波放送が24時間テレビの真裏だった事で、色々と話題になりましたが
CM無しでノーカット放送出来たのは、NHKの強さですね。
そのくせ、アニメの映画はBSであまり放送しないのは何故だろう。


『たまこラブストーリー』という映画を鑑賞。 平成26年作。
TV版の『たまこマーケット』の続編劇場版。

『聲の形』とほぼ同じスタッフの作品という事で観ました。
録画したまま1年熟成させて、ようやく視聴となった事をちょっと後悔。
私は『たまこマーケット』未見ですが、全然問題無く楽しめた。
あぁ、こういうコマ録りアニメモドキ作ったなぁと。
まだ8ミリの時代なので、編集らしい編集なんて出来無かったけど。
8ミリ撮影で、私はホウキに乗って空を飛んだのよw。
あのフィルム、今どこかに残ってるのかなぁ?


今宵はここまでにいたしとぅございます。
お茶濁しに、この間描きかけた『ジガ』のあの方を。 打切ガッカリ。

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ジブリ3本立とか [映画]

いやに激しい雷雨が襲う今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょうか。
涼しくなるのは嬉しいけど、雷と雨はサイクリングに不適なのでいやん。

最近再び映画のチェックを強化していて、続々と見ているんですが
感想を書くのが追いつかないので、とりあえず最近観たジブリ作品3作の物を。
近日『聲の形』やら『ホラ吹き太閤記』やらの感想もアップ予定。
昨夜の『メアリ』は、カットシーンが有る様なので当面観ないでおきます。


『ホーホケキョ となりの山田くん』という映画を鑑賞。 平成11年作。
スタジオジブリ作品にも関わらず、地上波で1度しか放送されていない作品。

古くは『おじゃまんが山田くん』としてTVアニメ化もされたコミックの再アニメ化
という事になりますか。 いしいひさいちさんが一番ビックリしたのでは?
『おじゃまんが山田くん』と言えば、例の虫トリオを真っ先に思い出す。
サブタイの♪お〜じゃ〜ま じゃ〜まじゃ〜ま〜 が好きだったけど全く登場せず。
念のため確認したら、公開の2年前にはタイトル『ののちゃん』になってたのね。

この作品を絶賛するのは難しいです。 正直眠くなった。 興行がコケたのも納得。
監督の性格なのか、笑いの方面を控え目にして悲哀方面が強調されてる。
高畑さんの監督作は、ギャグシーンを無理やり挿入しました感を感じる物が多い。
『ホルス』しかり『パンコパ』しかり『ゴーシュ』しかり。 どうも不自然。
私が唯一喰いついたのは、相合傘のトコです。
あとはとにかく作画なんですが、こういうテケトーに描いた物を崩さずに動かすのは
拷問ですわ。 作画の方の絶望感たるや……
公園のシーンで頭身が急に上がるのは、やっぱりギャグ演出だったのかしらん?
次回作の元ネタの様なシーンには大爆笑しましたけど、コレは運ですからねぇ。

色々と、察したり知識がないといけない話が一部に散見されるのもマイナス点かと。
「あんたはどこが悪いんや?」と言われて泣いちゃうお婆ちゃんとか。
月光仮面は最悪のチョイスだったと思う。 公開時でも知らない人の方が多いでしょう。
盗んだバイクで走りだす辺りからの、滑らかな作画は素晴らしいんだけどなぁ〜
家族でプリクラ撮ってるトコも「プリクラ」と表記もセリフも無いので
観る人によっては何だか分からないと思う。 正確にはプリント倶楽部でしたか。
こういうトコが不親切。 狙ってやってる感があるのが余計にタチが悪い。

日常系という事も有るので、TV向きの企画だったかと。
日生アニメスペシャル的なアニメ特番って無くなって久しいですね。


『紅の豚』という映画を鑑賞。 平成4年作。
イタリアの空賊を懲らしめる賞金稼ぎの男のお話。

まだジブリ作品に声優がメインで参加していた時期の作品。
森山周一郎さんの声だけで満足してしまうトコが結構有りました。
若山弦蔵さんにも声かけてたんじゃないかなぁ。
若山さん、先日ラジオでアニメ嫌いを公言していて笑ったけど。
徹夜はするな(以下省略)は、水木しげるさんも提言してますが私もそう思う。
個人的には紫外線対策を考えて夕方以降に働く方が実は健康的と思う。
「手ぇ出すなよ」って言ってる人の中の人が、結構色々と手を出していたと
改めて見ると皮肉な事になっていて苦笑してしまった。

ポルコのキャラクターは『カリ城』のルパンを感じた。
イタリア人らしくない主人公。やけに日本人っぽさを感じる。
イタリア人の男性は皆スケベというイメージが有るんですが
あぁいうやせ我慢の美学、海外ではウケるんでしょうかね?

監督の趣味丸出しの路線らしく、飛行シーンの作画とカメラワークが見事。
理屈はいいから、とにかく画で楽しめる作品は良いですね。
いつかスクリーンで見てみたい。 個人的にジブリ作の中でも結構好きな方。


『もののけ姫』という映画を鑑賞。 平成9年作。
戦国時代の少し前、呪いを解くべく活躍する少年のお話。

初回のTV放送を当時持っていたちっちゃいTVで見たっきりだったので
改めてじっくり見ましたが、やはり好きになれない作風。
理由1 キャラデザがリアル寄りで親近感が湧かない。 特に獣系。
理由2 キャラが多くて中盤以降、何と戦っているか分かりづらい。
理由3 時代劇にあまり精通して無いので、言葉遣いが判りづらい。
私は さかしら って単語が、何度聞いてもピンと来ない。
意味は、賢そうに振舞う行動の事らしいけど、台詞で聞くと
酒の字がまず浮かんじゃう。 古文が嫌いなのは素直に読めないトコ。
理由4 サンが何故もののけ姫と呼ばれるかよく分からない。
もののけって単語が突然出て来るのがスッキリしなかった。
もののけって、目に見えない妖怪の総称という認識だけど、見えてるから。
怪物さんとか怪獣王女なら納得がいくんですけども。

その他、好きになれないトコが多いけど、20年前のCG技術でコレは
相当予算を注ぎ込んだのが容易に想像出来ますわ。
作画でも、タタリ神のヒル状の物の動きやら、シシ神のドロドロやら素敵。
シシ神の足元に萌えて枯れる鬼気迫る草花作画は、二木さん担当ですかね。

キャラが多いので声だけで識別しにくい中、美輪明宏さんバッチリ。
全然違和感無いですね。 おっことぬしのためなら エンヤコラ。
日曜放送してるラジオでは滑舌に衰えを感じますが、こちらは活力感じる。


豚ともののけを、レッツら混ぜ混ぜ〜
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