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『安寿と厨子王丸』とか [アニメ]

7月9日にNHK BSで放送されるウルトラマン50周年の特番、なかなか力入ってる様。
ランキングの中間発表特番、ナレーションを神谷浩史さんと広橋涼さんが担当してた。
本放送でも参加するのかな?
『シン・ゴジラ』の監督さんもインタビュー受けてる様で。余裕有るなぁ。


7月からの新番組で気になっているのは『あまんちゅ』なんですが
音楽をGONTITIさんが担当というのは期待して良いのかな?
テレビ神奈川で『ボトムズ』がスタートなのは期待しちゃう。


7月13日から19日まで、丸善本店で小田部羊一さんの原画展が催される模様。
ハイジに特化した催しの様なので、ハイジ以外の作品は無いかな?
本店の方なので、展示作品が多そうで期待。グッズも多そうだけど。


『安寿と厨子王丸』という映画を鑑賞。昭和36年作。
『山椒大夫』のアニメ化。東映動画の長編4本目。
東映動画のスタッフが制作に反対しつつ制作された曰くつき作品。

東映創立10周年作という事で、キャスティングに力が入っている作品。
佐久間良子、北大路欣也、山田五十鈴、東野英治郎、平幹二朗、山村聰、
三島雅夫、宇佐美淳也、花沢徳衛、松島トモ子、住田知仁(風間杜夫)……
敬称を略させて頂きましたが、ちょっと邦画を知っていれば驚くキャスティング。
ただ、創立10周年記年作とだけ表記されるので、知らない人は
東映動画創立10周年作と勘違いしたと思う。

この頃はまだ作画枚数が多くて、見ていてゾクゾクします。まぁ、よく動く。
水面、蛍、霧、雷など、特殊効果の見所も多かった。
題材といい、キャラデザといい、取っ付き辛くて損してる感。

見たら誰もが疑問に思うのは、メイン動物三匹中犬だけ喋らない事でせう。
武藤礼子さんと大平透さんを目立たせようという狙いかな?
そもそも、リアルな作風で作られているのに人間と動物が普通に会話する
という辺り、どうしても違和感が有りますね。子供受け対策でしょうけど
いっそ会話もギャグシーンも無くした方がスッキリしたと思いますが
森さん始め、スタッフから総力で反対されるだろなぁ。

使用人の菊乃さん、真っ先に化身するのに出番少なくて勿体無い。
ラストシーン、水面に出てきても良かった気がするけど。

オリジナルキャラの蜘蛛ちゃん、カットによって身長差が激しい。
登場シーンでやたら巨大なのに、アップだと人間大位にしか見えない。
蜘蛛キャラに尻から糸を放つキャラが居ないのは伝統ですね。

私の中では昔っから、山椒大夫と山椒魚がごっちゃになっていて
山椒魚の化け物が奴隷を雇うというイメージが頭のどこかに有るので
山椒大夫が普通の人として登場すると違和感を覚えてちゃう。
溝口監督作でも感じた、不治の病いだと思っています。

2016.6.29.jpg

↑ このネタ、理解するのにちょっと時間かかった。

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