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『愛のお荷物』とか [映画]

師が走る今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょうか。
ここ最近ちょっと暖かかったりして、本格的な冬は先かなぁと思わせて
突然気温が右肩下がりして、風邪一直線させる誰かの嫌がらせとしか思えない。
ゲーム性が有るので、徹底して風邪対策する!!


来年のGWに東映まんが祭りが復活するというニュースに喜んで
ラインナップにガッカリした方も多いでせう。 私もその一人。
『ゲゲゲの鬼太郎対仮面ライダージオウ』
『ワンピースVSルパンレンジャーVSパトレンジャー』
こういうのが観たいと思うのは私だけかなぁ?
とにかく無難すぎて、全くお祭り感が感じられなくてモヤモヤ。
せっかく通った企画なのに、ポッピン某の二の舞にならなきゃいいけど。


先日再アニメ化が話題になった『フルーツバスケット』を読み始めました。
台詞がやたら多い上に、左から読ませたりとルールが難解で
読むのに異様に時間が掛かる上に、キャラの名前が難解で覚えられない。
3巻あたりでちょっと慣れてきた。 コラムに緑川光さんの名前が
やたら出るけど、当時『グリッドマン』もチェック入ってたのかな?
幼稚園で未知の遊びだったフルーツバスケットを強制参加させられて
鬼は名前を言うのと説明されて、自分の名前を言って大爆笑されたのが
今でも私にとって結構なトラウマ。 新人にはちゃんと説明しておくれ……


先日、宮崎晃さんの訃報を知った時は本当にガックリ来ました。
私にとっては、アレな原作だった『南の虹』を傑作にしてくれた方。
追悼にと描いて、ツイッターに挙げそびれたイラストをココに置きます。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

2018.12.9.jpg


『愛のお荷物』という映画を鑑賞。 昭和30年作。
ベビーブームの時代、とある一家の妊娠騒動のお話。
川島雄三監督の、日活移籍後初の監督作。

台詞が多いし速い。 こんなん劇場で見たら聞き逃してしまう。
冒頭の国会シーンも、大半が何言ってるのか分からない。 字幕万歳。

まだ赤線が存続している時代、そこに従事している面々の屁理屈を
次のシーンでバッサリ斬る構成お見事。 見ていて気分爽快。
この、言いたくても言えない毒を吐くキャラは大事ですね。

監督と同じく日活移籍初出演の三橋達也さんの芸達者ぶりが楽しい。
一人で三役。 時代劇はちょっと苦手ですかね?
酒悦の福神漬が台詞に挙がるのは、タイアップ?

田島義文さんが日活作品に出演しているの初めて見たかもしれない。
終盤唐突に現れ疾風の如く去っていく山田五十鈴さんが印象深い。
北原美枝さん、終始目が笑ってないので苦手。

冒頭にカエルがゲロゲロ 最後は女性陣がみんなゲロゲロ
そんな洒落た映画でした。 とても面白かった。


『わが町』という映画を鑑賞。 昭和31年作。
明治後期にフィリピンの道路工事で活躍した、とある男性のその後のお話。
路線としては『真実一路』に近い、ケレン味少なめの人情物。

主役の佐度島他吉(さどじまたきち と読む この名前で大阪出身 ややこしい)
の家系は、とても子供が出来やすい体質。 登場したらすぐ子供の話に。
まるで源氏物語ばりの展開。 昔の人はすぐヤるんだからもぉ〜w。

冒頭半ば未亡人状態の、くたびれた妻を演じていた南田洋子さんが終盤に
ピッチピチで別人の様に孫娘として現れるのでビックリする。
そして、北林谷栄さんは真逆の意味でビックリする。 女優さんってスゴい。

プラネタリウムのシーンで、南十字星の事をわざわざ南十字架座と
ナレーションするトコは、観終わってから「あぁそういう事か!」と
ハッとする体験が出来た。

ラストのカット、両脇を街並みで埋めて狭い路地幅のスペースを歩く通行人
だけを映すカットは、何とも寂しげな時間経過を感じる味のある画になってる。
さながら サヨナラだけが人生だ を映像化している様。

一点だけ危惧するのは、入浴シーンが今後カットされる恐れがありそうな事。
Tumblrの騒動を見ていると、こういう描写も許されなくなりそうですもんね。
時代背景という文言は今後も通用するのかな。
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